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どうすれば

この炎天下、30キロ近いバッグ、仔猫が入ったゲージを抱えた母子が、5日間歩き続けて岡山へたどり着きました。



母親は日本人ではないので、頼れる身内は日本にはいません。

又 心の病をかかえていそうです。



母親は幼い頃、親に捨てられ、大変苦労され20年ほど前に日本にこられました。

そして日本人と結婚されましたが離婚。

17歳の娘さんは、幼い頃より母親が夜昼働いて育てたそうです。



二人の足はマメが破れ、痛々しく、シェルターに入って貰おうと、いろんな立場の方が説得しました。



しかし、母親は、

「寝てる間に頭に器具を埋め込まれたりする。電波が飛び交って苦しい。」

からと拒否されました。



最初に会った時に、シェルター入りを母親が拒否し、シェルターへ行くことを渋りました。

けれど、娘さんは疲れ果てており、シェルターに入ることを望んでいました。

しかし、母親は娘さんを叱り、結局、娘さんは母親を独りにはできないと、マメだらけの足を引きづりお母さんについていきました。



翌日の夜、 母子は喧嘩をしてしまい、娘さんが交番に助けを求めてくれたので、娘さんだけはシェルターへ保護する事ができました。

久しぶりのお風呂が嬉しかったのか 1時間位入り、床につくと同時に深い眠りについたそうです。



彼女は「母親の病気を治して欲しい。そして一緒に暮らしたい。」と、消え入るような声で訴えました。



娘さんは幼顔の可愛い女の子です。

学校で何かあると母親は学校に押し掛け、それで余計に行きづらくなり殆ど学校に行けなかったとのこと。

そして、義務教育を終えた後は、引き込もっていたそうです。


シェルターで娘さんは、スタッフの家族と一緒に食事をし、母親と年の近い女性スタッフが一緒に寝ています。

家事も、あまりしたことがないので、食事の用意を手伝って貰ってます。



娘さんがシェルターに入った翌日の深夜に、改めて野宿をしている母親と会いました。


彼女の生まれた国の人たち数人が助けてくださいましたが、五時間に及ぶ話しあいでも何も変わりませんでした。

深夜、公園のベンチに佇む母親の姿を見ながら、 説得できない自分が情けなく、やるせない想いに苛まれました。



娘さんがシェルターに入るきっかけとなった母子喧嘩の時、


「もうお前なんか知らない、何処かに行ってしまえ」


と何度も母親は娘さんに言ったそうです。




僕は この話を聞いて


あれだけ強引につれ回していた母親が、どんな思いで言ったんだろう


と複雑な思いでした。




母親が自分は正常だと言ってる以上、無理矢理病院に連れて行くことはできません。



母親を心配する子ども

支援を拒否する母親



どうしたら、二人が幸せに暮らせるのでしょうか。



連日 いろんな人たちが、明け方迄 母親が公園のベンチなどで眠りにつく迄見守り続けています。


赤信号でも平気で渡るなどの行動もあるからです。




僕たちは、帰れば風呂に入り、横になって休めます。


それでも連日明け方迄は正直、疲れてきました。


でも母親は、風呂にも入れず、炎天下の中をさ迷い、明け方ベンチに座って休んでいる。


体力の限界は越えているだろう、何が 彼女をここまでさせるのでしょうか。


どうして、こんなに苦しいめに遇わなくてはいけないのでしょうか。



母子の苦しみを思うと、情けなくなります。



頑爺
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生きづらい人たち

30代のホームレスの男性が両親の元に帰るのに同行しました。


昨年暮れ

生きることに疲れ60万円を持って家出し東京、名古屋を経て、2月に岡山に着いた人です。


着いた当時、話をしましたが帰る意志がなく頑ななところがあり、炊き出しなどを通して見守りを続けました。

そんな見守りが良かったのか次第に雰囲気が和らかくなってきました。


6月に再度帰宅などの話をしましたら、

帰りたいけど、1人では帰りにくいと言われたので、ひびきに入所してもらい、少しづつ話をしました。



いじめにあい高一で中退

20数年引きこもりをしていた。

19歳の時に自殺未遂をしたこと。


親類のパン屋で働いていたけど直ぐに辞め暫くして働いたが

今回仕事に行けなくなった自分が情けなく

生きてる価値がない死のうと黙って家を出たと話してくれました。



酒もタバコもギャンブルもしない、いつも寡黙で回りに気をつかってる人です。


どうしないといけないか十分過ぎるほど分かっている。


分かっているのに、できない自分を責め続けたのでしょう。


帰る前日に、ご両親に電話をしました。

捜索願いを出しており、お話しから、素朴な人柄を感じるご両親でした。



当日本人は緊張から睡眠不足でしたが、帰ったらお母さんのカレーが食べたいと聞きました。

炊き出しでカレーが一番人気なのは、家庭を思い出す味なのかなと思いました。



ここ数年、生きづらくなった人が家を出、安心できる居場所を探してホームレス状態になっている人が増えています。


その殆どは発達障がいなど精神障がい者で、適切な医療に繋がっていない為に、家族も本人も苦しんでいます。



私たちは、このような人に同行し家族と話し合います。


まず本人の特性を、本人と家族に理解していただき、その地域の医療機関に繋ぎ、

県外のケースでは、私たちの代わりに支援してくれる信頼関係のある支援団体にお願いし、

新しい人たちとの繋がり紡ぐ手助けをしています。


彼のことは、今月25日RNCテレビ(西日本放送)の18時15分からのニュースで紹介される予定です。

ご覧いただけるとありがたいです。



頑爺

女性スタッフの嘆き

ホームレス支援をしていると町を歩いてる時に「それらしき人」に自然と目がいきます。


時には暫く様子を見て声をかけたりします。


ある女性スタッフが


「それらしき人」にばかり目がいくために、彼氏ができないと嘆いていました。


確かに そうとも言える


でも一回したからもういいだろう と僕は心のなかで呟いた。



頑爺

想う

なぜホームレス支援をしなくてはいけないのか?

自己責任じゃないのか。


このような質問を受けることがあります。


残念ながら

「そうなのか」

と納得していただける言葉を未だみつけることができていません。



先日ユニセフの方と彼女のご実家へお米の寄付を受け取りに伺いました。


そこで彼女のお母さんが

「ただ想うだけで何もできない」

と言われました。


とんでもない
想っていただける
それが何より大切です。

と言うと嬉しそうな笑顔がかえってきました。



いじめ、DV、ネグレクトなど世の中にはさまざまな支えを必要としている人がいます。

皆が知らんぷりしていたら、どうなるでしょう。

無関心はとても恐いです。


ビッグイシューは、毎回1つの社会問題を特集し分かりやすく解説しています。


僕はビッグイシューを岡山で発売する目的の1つに、この特集記事を通して、支えを必要としている人達がいることを知って欲しい。

そして無関心から一歩踏み出すきっかけになることを願って販売を始めました。


いただいたお米は、ホームレスの仲間たちや生活困窮者の人達の命をつなぐためにお母さんの想いと一緒に大切につかわさせていただきます。


いつも想ってくださり

ありがとうございます。


頑爺

少年

先日書きました少年は、1年2ヶ月の実刑が確定しました。



複雑な思いです。


初犯ではない。

出所して2週間後の犯行。



どんな理由があっても犯罪を犯していい理由はありません。


裁判中、精神安定剤が合わず 少しろれつが回らなかったのが気になりました。


1日も早く刑を終えて、きちんと治療をうけて再出発をして欲しいと思います。



あと、収監される刑務所が岡山から近いことを願っています。


頑爺
プロフィール

きずな事務局

Author:きずな事務局
 「岡山・野宿生活者を支える会」は2002年12月より「岡山の野宿生活者の冬を支える会」として、市内キリスト教会のメンバーが中心になり活動を開始しました。
 現在は、週に一度の炊き出しを基本にしながら、日中の市内巡回や夜回りを行い、出会いの場を広げ、自立支援にも力を注いでいます。
 また、行政、医療、司法、福祉専門職との協働による法律・生活相談等、各専門分野の方々との連携によって総合的な自立支援を行えるような体制が整ってきました。
 2009年12月からは、岡山市からホームレス対策事業の委託を受け、岡山市内で就労自立へ向けた施設を運営しています。
 また、NPO法人格を取得し2011年12月28日よりNPO法人「岡山・ホームレス支援きずな」として法人としての活動を開始しました。

<お問い合わせ>
〒700-0821
岡山市北区中山下1-5-25 
(公益財団法人YMCAせとうち 内)
電話:086-221-2822

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